妊活のはじめに。基礎体温を意識して身体のサイクルを知ろう!
「妊活を意識し始めたものの、何をすればいいのかわからない…」
「妊活に取り組んでいるけど、なかなかうまくいかない…」
妊活を始めるにあたり、このような悩みが出てくるかもしれません。
妊活において一番重要なポイントは、女性の身体のサイクルを知ることです。
このサイクルを知るためには、「基礎体温」の測定が基本となります。
「基礎体温」を測定し、約1カ月間の身体の周期に合わせた対策をとることで、妊娠の確率を大いにアップさせることができます!
もくじ
妊活の基本は「基礎体温」を知ること
妊活の最初のステップは、自分の基礎体温を知ることです。
基礎体温とは、
- 運動をしていない
- 食事を摂っていない
- 緊張状態でない
など、体温の変動がほとんどない状態での体温のことです。
朝、目覚めたときが基礎体温を計るベストな状態といえます。
一般的な女性は、月経の始まった日から次回の月経前日までの約1カ月間のサイクルのなかで基礎体温が変化します。
基礎体温を計り、この変化を把握することにより、妊活のベストなタイミングを取ることができます。
毎朝起きてすぐに体温を測定する習慣をつけましょう。
基礎体温には「低温期」と「高温期」がある
一般的に、基礎体温は低温期と高温期の二層の状態に変化します。
この2つの状態を把握することで排卵日をある程度予測することができるようになります。
低温期は、約1ヵ月の周期の前半で、月経の始まった日から排卵日までの期間にみられます。
そして、その後の周期の後半にみられる体温の高い状態が高温期となります。
基礎体温の低温期と高温期のだいたいの目安は36.7度前後であり、これより低ければ低温期、高ければ高温期となります。
しかし、基礎体温には個人差があるため、日々の測定で自分の状態を把握することが大切です。
基礎体温から自分の排卵日を把握しよう
排卵日とは、周期の中で一回、卵巣の中で作られた卵子が卵管へと放出される日のことです。
放出された卵子が卵管の中で精子と出会うことにより、妊娠成立への第一歩となります。
放出された卵子の寿命は短いため、排卵日のタイミングを図ることが妊活の成功にとって非常に重要です。

低温期の最後の日が排卵日
基礎体温の中で、排卵日は低温期と高温期の境目の日に当たります。つまり、低温期の最後の日が排卵日となります。
この排卵日を予測するためには、低温期の中での基礎体温の変化を観察することがポイントです。
多くの人は、低温期の終盤に普段よりも基礎体温が下がることがあります。
このため、月経の始まった日から14日前後が経過し、普段よりも基礎体温が下がった日が排卵日であると予測することができます。
妊活のベストなタイミング
放出された卵子の寿命はおよそ24時間と短いため、排卵日のタイミングを図ることが妊活の成功にとって非常に重要です。
排卵日に放出された卵子の寿命は短いものの、精子の寿命は約三日間と比較的長いです。
このため、排卵日の3日前から排卵日の翌日までの5日間が妊娠に適した期間とされています。
妊活を成功させるには、排卵日に卵子と精子が良い状態で出会えるよう、タイミングをとることが重要です。
排卵日のチャンスを逃さないようにするためには、排卵日の2日前からタイミングを取り始めることがお勧めです。
基礎体温が二層にならないときは?
基礎体温を測定していても低温期と高温期の二層にはっきりと分かれない場合があります。
この場合、排卵が起こっていないことなどが考えられます。
この状態が続くようであれば、ためらわず婦人科を受診しましょう。
また、妊娠した場合は、高温期から低温期に下降せずに高温期の状態が続きます。
高温期に上がった状態が約20日間続く場合は、妊娠の可能性が期待できます。
女性の身体のサイクルを知ることが妊活のカギ
妊活に取り組むうえで、自分の身体の状態を知ることは基本です。
身体のサイクルを把握するためには、基礎体温が大きな指標の1つとなります。
妊活を成功させるため、根気よく基礎体温を測定し、ベストなタイミングを逃さないようにしましょう。